2026年度参加者の募集について

この事業は、中華人民共和国駐日本国大使館を主催者として2025年度に開始されました。首都圏の指定大学に在籍している学生を対象に、中国の政府部門、大学、企業、農村部の訪問や交流会を通じて、実際の中国を多方面から体験して日中の若者同士の相互理解と信頼関係を深めることを目的として実施されています。応募条件等をはじめ詳細については、募集要項を確認してください。

                               
学内応募期限(応募希望者→大学)2026年9月23日(水)
学内選考(書類選考の他、オンライン面接を行う場合もある)2026年9月24日(木)~25日(金)
学内選考結果通知2026年9月25日(金)
参加者推薦期限(大学→大使館)2026年9月25日(金)
参加者決定通知日程未定(昨年度は10月中旬)
壮行会日程未定(昨年度は10月下旬)
訪中期間2026年10月26日(月)~31日(土)
報告会日程未定(昨年度は3月下旬)

募集要項等

募集人数

正規課程に在籍している日本人学生6名(学部・大学院)
(募集要項には「経済学、経営学、建築学の学生を中心に」とありますが、他の分野の学生による応募も受け付けます。)

応募方法

応募希望者は、上記の学内応募期限【厳守】までに必要書類を下記Formに提出してください。

(必要書類)
1. データ入力済みの申込書
 (1ページ以内に収めてください)
2. 上記1.の本人署名欄に署名(自著)を加えたうえでスキャンしたPDFファイル
 (正面から撮影して文字を明瞭に判別できるものである場合に限り、写真ファイルでも受け付けます。)
3. パスポートのコピー
 (未取得の場合は後日提出可。ただし渡航日までに取得必須。)

選考方法

〇応募者が募集人数を越えた場合は、申込書の内容により選考を行い、推薦する学生を決定します。
〇応募人数次第では、オンライン面接を行う場合もあります。面接の日時は、2026年9月24日(木)の正午までに通知します。指定した時間に面接に参加できない場合は、書類のみで選考を行います。

注意事項

〇この事業は単位取得を目的としたものではなく、また渡航期間中に行われる授業は欠席扱いとなります。ただし、単位認定や授業欠席の条件は各学部・大学院で異なりますので、詳細については所属学部・大学院の履修案内等を確認のうえ、学務担当係にお問い合わせください。

〇参加が決定した者は、「授業支援システムでの海外安全講習の受講」「誓約書(海外派遣プログラム用)の提出」「OSSMA(危機管理アシスタントサービス)への個人加入」を渡航前に完了する必要があります。あらかじめ下記ページの注意事項をよくご確認ください。

危機管理と海外安全情報

2025年度参加者の感想文

学部1年生Aさん

一通の募集メールをきっかけに参加したこの「青年リーダー」日本名門大学大学生訪中団は、私にとって大変有意義な経験となった。実際に訪れた中国の姿は、これまでニュースやインターネットを通してイメージしていたものとは全く異なっていた。私はこれまで、三国志の本を読んだり、歴史の授業で日中関係について学習したり、中国語の授業を履修したりと、さまざまな場面で中国について学んできた。このように以前から中国に興味を持っていた私だが、実際に訪れる機会はなかった。それだけに、今回この訪中団に応募し、選ばれた時の喜びは大きかった。また同時に、この貴重な機会を最大限に生かし、日本の青年リーダーとして現地で積極的に体験や交流を深めていくという責任感も抱いていた。
 今回の訪中では、見るものすべてが新鮮で、感動の連続であった。その中でも特に印象に残った点について、技術・文化の二面から取り上げて記したい。
 まず驚かされたのは、中国の技術や産業の発展ぶり、そしてその先進性である。大連周水子国際空港からホテルまでの車窓では、広く計画的な道路整備、立体交差、いくつもの高層マンション群、そして走る車の多くがEVである光景に圧倒された。中国の目覚ましい発展は、もちろん知っていたものの、その想像をはるかに超えていた。北京に移動する際に利用した高鉄も、トンネルを多用し、直線的なルートで整備され、かつ途中駅もないため、時速350キロほどの速度を出しながら安定して走行していた。2004年から建設し始めて、すでに総延長は約4万5,000 km、さらに路線網を拡大する計画だそうで、その規模に、ただただ感嘆するばかりだった。また北京での工場見学では、中国の最新技術を体験することができた。立体的な音を提供するスタジオでは、四方から聞こえる雨の音と人物の声が重なり合って、その場にいるような感覚に陥った。全自動のコーヒーマシンでは、カップを取り出してからミルクフォームでハート型を作るまでの一連の流れを簡単にこなしていて、目を見張った。複雑な動きを完璧にプログラムに落とし込み、なめらかに作動させるほどの技術に、深く感心させられた。最新技術が淹れてくれたコーヒーの苦みは、疲れた身体に心地よくしみ、技術の進歩を味覚でも実感した。日本にも確かな技術力があるため、正直、訪中前は「中国の技術力は日本には及ばないだろう」と思っていた。しかし、実際に中国の発展を目の当たりにしてみると、技術の実装力や日常生活への応用という点では、日本は中国に追い抜かれていると感じた。中国の最新技術の発展と、日本がこの分野で後れを取りつつある現状を、改めて実感することとなった。
 文化的側面においても、多くの感動があった。中国の文化は五千年前から続く非常に長い歴史からなり、日本文化とも多方の連関をもつ。市街の漢字表記も、その多くは直感的に意味が分かるものであった。故宮における壮麗な木造建築の中にも、日本の寺院と通底する美意識や構造が随所にみられ、両文化の歴史的つながりを感じることができた。一方で、生活においては多くの相違点もみられた。円卓での食事では、大皿の料理を分け合い、卓に載り切らないほど大量の料理が出てくる。そして料理の味付けも、香辛料の効いた辛いものや、お酢の効いた酸味のあるもの、海鮮のうまみを生かしたシンプルな味付けのものなど、日本と似ているものもあったが、多くの料理が新鮮だった。どの料理もとても美味しく、いろいろな料理が回ってくるため飽きることなく、堪能することができた。特に定番の炒飯や餃子、デザートの花巻(ホワジュアン)や抜絲地瓜(バースーディーグア)は格別だった。そして何より、食事を通して、たくさんの中国の学生さんたちと交流できたことが一番嬉しかった。拙い中国語ではあるが、現地学生と会話ができた時には達成感があり、中国語を学んで本当によかったと心から感じた。英語でも学生生活のことだけでなく、スポーツやサブカルなどの趣味の話題まで、幅広く交流することができた。
 今回の訪中団に応募した動機の一つである「現地学生との交流」は、期待以上に実現できたと言える。これらの交流は、私にとってかけがえのない経験となった。
 5日間は瞬く間に過ぎ去ったが、これ以上ないほど充実した日々であった。現地の方々との交流はもちろん、訪中団の仲間ともたくさん語り合い、大いに刺激を受けた。この5日間で得た貴重な経験と繋がりを生かし、日中交流の架け橋となれるように、これからも多方面に関心をもち、様々なことに積極的に挑戦していきたい。

学部1年生Bさん

私が最も強く中国現地で感じ、驚いたのは中国の親日的な側面でした。正直言って、中国を訪れる前は中国の歴史や文化が好きな一方で、多くの中国人は日本への不快感を持っているし、日本も同様だと考えていました。実際に訪れて、今回の交流事業で出会った学生さんや、ガイドの方々はそういった感情が国内にあるのは知りながらも、そうではありませんでした。むしろ、全日程を通してとても温かく私たちを迎え入れていただきました。学生の方々については多くが日本語学科で学ばれているということで、本当に流暢に日本語を使いこなしていらっしゃいました。中には英語も流暢に話せる方もいて、尊敬と同時に、相手を学ぶために日本にも中国語を話せる人が増えるといいなと感じました。私たちの団体の中にも中国を話せる方々や、中国の歴史に精通している方もいて、同世代としてとても刺激をいただきました。特に印象的な話として覚えているのは北京大学を訪れたときに同大学で学ばれている学生さんが、「台湾に親日の方々がたくさんいるように、中国本土でもたくさんいるんだ」と話していたことでした。ものすごくセンシティブな話題ではありますが、中国にも色々な方がいて一側面で断じないということは本当に重要なことだと思います。
次に印象に残っているのは国家形成の違いが生む、街並みの違いです。国家主導で街づくりや経済介入をできる中国の景色は日本とは大きく異なっていました。
一つ目に自動車に関して様々なことを感じました。まず、圧倒的に日本よりEV車が多かったです。そしてその全てが中国車でした。EVの導入については自治体が充電所を整備しなければ普及できないのでそれが顕著に表れている例です。ガイドの方が話されていた遼寧省は北に位置しいているため寒さとバッテリーの観点からEV車が少ないと言っていたのも、考えれば当然なのですが、北京と比較してそれを感じ取れて非常に面白かったです。ガソリン車については日本車も多くみられましたが、とても多くのドイツ車とスウェーデン車(VOLVO)が走っていました。日本に比べて、走っている車のメーカーの種類が少ない印象を受けました。駐車位置についても日本で立体駐車場が多いのに対して、中国の道路では路肩が広く多くの自動車が路駐しているのに日本との違いを感じました。中国を訪れる前は日本で中国車を見かけることはほとんどありませんし、EVも普及していないのでここまでの違いがあるとは思っていませんでした。EVは日本政府が推し進めていた一方で、近年はHEVやPHEVが主流になりつつあるので今後日本がまたEVを推し進めるには中国から学べる事が多くあると思います。
二つ目に関しては建物とそれに関する設備についてです。近年中国の不動産バブルについての話題については少し知っていましたが、東北で新幹線から見えたビル群は日本と大きく異なり記憶に残っています。具体的には畑などの広く開けた土地に都会でしか見られないような高層のビルが同様のデザインで複数立っていました。これについて詳しいことは分かりませんが、日本では見られない景色だと感じました。またそのほかに印象に残っているのが地域暖房の仕組みです。私たちが滞在したホテルで暖房が付かなかったのですが、中国政府が暖房を使用開始できる日をコントロールしているそうで、大体11 月の中旬から3 月まで一度つけ始めると継続できるという仕組みでした。もちろん、個人でその仕組みから外れることもできるようですが、帰国日にちょうど暖房の使用が開始されたようで北京の空が霧のようになっているのが印象的でした。地域暖房はみなとみらいなど日本でも導入されているところがありますが、電力需要のコントロールにも、環境面からみても得られる利益は多いと聞きます。これについては中国北部の冬の厳しさと中国の構造を表しているなと感じました。
中国の企業や、歴史的な施設、学生との交流から移動に至るまで本当に充実した5 日間で多くのことを学ぶことができました。プログラムの開会式においてや中国外交部の方が話してくれていたように中国と日本の将来的なつながりを作っていく私たちの世代です。昨今、日中関係について緊張感のある状態が続いておりますがこういった機会を用意していただいた関係各所の皆様の期待にも応えることができるよう今回の学びを無駄にせず過ごしていきたいです。

問い合わせ先

グローバル推進課留学交流係(global.exchange@ynu.ac.jp)