※体験談の内容や派遣先大学は留学当時のものになります。
最新の情報については、各協定校のウェブサイトや交換留学募集要項等をご確認ください。
逆境を乗り越え身につけた精神力と語学力
サント・トマス大学(フィリピン)University of Santo Tomas
N.Yさん(渡航時 経営学部4年)2024年7月~2024年12月


留学して得られたことは、精神力と英語力である。精神力の面では、置かれていた環境が大きく影響している。食事面や環境面で日本と比べてかなり劣っており辛いことが多かった。授業では私一人が外国人であり留学生という環境で、授業面では周りの現地学生と横一線でスタートした。慣れない環境と慣れない授業スタイル。しかしその中でも踏ん張りつづけたことが今に活きていると思う。
生活中の反省点は、より英語を自学自習すべきだったということです。生活リズムがあまり定まらず最低限のみの努力であったように思う。
後輩へのアドバイスだが、メンタル面で強くどんな環境でも楽しめる人でなければ勧めない。治安も悪く、特に女性には勧めない。
語学・専門知識・人間力が育まれた留学体験
ベトナム国家大学ハノイ校経済経営大学(ベトナム)University of Economincs and Business Vietnam National University, Hanoi
O.Fさん(渡航時 経営学部3年)2024年8月~2025年1月
留学で主に、次の3つのことを得られたと思う。
一つ目は英語でものを理解し、考え、伝える力である。英語ネイティブではないベトナムであっても、授業は英語であるし、ベトナム語がわからない私にとって、英語というものは生きていく上で必要不可欠なものであった。そのため、授業の準備として英語のテキストを読まなければならない場合は、時間をかけて徹底的に読み込んだし、授業中に質問された時は自分の意見をなるべくわかりやすい英語でまとめて伝えるように努力した。また、常に英語に触れる環境になるように、自由時間も英語のYouTubeに触れていたり、英語の音楽、フィリピン人がやっていた英会話教室のようなものにも参加した。その結果として、英語への抵抗感は少なくなり、比較的流暢に喋れるようになったと思う。座学だけでなく、実際に英語を使う環境に身を置いてみることが大切だなと強く実感した。
二つ目は経営学のグローバルスタンダードについての知識である。派遣先でマネジメントやマーケティングの基礎を中心とする4つの授業を履修した。横浜国立大学で履修したものと内容的には被るものもあったが、いい意味で復習にもなった。また、英語で学んでいるせいか、日本で日本語で学んでいた時よりも、世界のマネジメントに対するケーススタディや手法などがスラスラと頭に入ってくるように感じた。特にマネジメントにおける4つの機能である、Planning, Organizing, Influencing, Controlingについては口酸っぱく教授から教え込まれ、深く学ぶことができた。
三つ目は一人で生きていく力である。ベトナムに着いた初日、周りに頼れる人がいない中で、どうにか一人で生活を整えなければいけなかった。ご飯を用意することはもちろん、どの授業をとり、どこに出かけ、どの人を信頼していくのかなど、全てのことを自分でやらなければいけなかったので、そう行った境遇を乗り越える力は着いたと思う。さらに、学期終わりにインドへ旅行に行ったのですが、ベトナムで鍛えられた一人で生き抜く力がさらに高まったように思う。少しでも油断すれば、誰かに悪事をはたらかれざるを得ない状況で、常にアンテナを張りながら生きていくことができるようになったのはかなり自分としては嬉しく思う。こういったマインドが、例えばインターン先のプロジェクトが難しい局面を迎えた時であっても、どうにか乗り越えられる道を探したり、諦めたくなった時でも、諦めずに継続し続けられたりするのではないかなと思っている。
多くの学びに満ちた留学生活
シドニー工科大学(オーストラリア)University of Technology, Sydney
H.Nさん(渡航時 経営学部3年)2025年2月~2025年7月
留学をして得られたことは、多様性の尊重の考え方、語学力、文化や経営学的学習、精神力の4つです。
多様性の尊重の考え方について、留学前と留学後で大きく変わりました。多様性の尊重の考え方について、以前は自分と違うカテゴリーの人を受け入れる、という考えでいましたが、カテゴライズの難しさや受入れるだけでなく他人を傷つけない主張を学びました。オーストラリアは多民族国家として有名ですが、いろいろな国の人がいる、という言葉だけで片付けられるものではなく、両親の出身地や自分の国籍、しゃべれる言語、今後の居住地の予定が全員違いました。また、日本人に対して、日本人なのに?や日本人だから、と思ってしまっている自分にも気づきました。そのため、多様性を尊重するとは、自分以外の人の考えや習慣を受け入れることであると学びました。また、日本ではどうなのか、あなたはどう思っているのか、と聞かれることが多く、相手を受け入れるだけでなく、自身を主張することも学びました。自分の意見や考えを主張することは、他人をないがしろにすることと同義ではなく、お互いに主張したうえで改善していくことや、最低限の相手への配慮を忘れないことを学びました。
語学力に関しては、リスニングとスピーキングが向上したと感じております。授業中というより、生活の様々な場面の小さな会話や友人との会話がスキルの向上につながったと思っています。比較的社交的な方が多かったり、わからないことは聞くという文化が日本よりあると感じられるオーストラリアでは、店員さんと仲良くなることがあったり、隣の席の人と仲良くなることがあったりしました。多民族国家ということもあってか、ネイティブではない人に対してもとても寛容な印象があります。また、友人とは、英語でなんというべきか聞きながらも様々なことを話したことが思い出に残っています。簡単な中学英語だけでも話したいことは言えるので、そこから相手に教えてもらいつつ広げていくことが多かったです。
文化や経営学についての学習も、調べて学ぶことよりも肌で感じて学ぶことの方が多かったと思います。文化については、アボリジニの文化を少し知っていましたが、現在どのような状況なのか、差別は本当になくなっているのか等、知らないことも多く、また知らないことを知らない状態でした。実際にアボリジニの方が多く生活している地域では、差別らしい差別はなくとも、アボリジニの方に襲われた事例があったりそれに対して過敏に注意を促す人がいたりと、隔たりは感じました。経営学に関しても、国際統合と現地適応、という理論は知っていましたが、実際の事例を集めることができ、理解が深まったと感じています。例えば、ZARAは世界最大のアパレル企業であり、国際統合が進んでいることで有名ですが、実際には現地の趣味嗜好や季節に合った製品と、国際的に統合された商品があることを学びました。値段に関してもオーストラリアドルから日本円に換算するより、日本円で販売されているもののほうが圧倒的に安いことから、人件費や土地代、経済格差等を感じました。
精神面に関しては、圧倒的にタフになったと思います。前述のように、英語がネイティブのように話せなくても仲良くしてくれる人が多い印象ですが、注文時に明らかにイライラされたり、話に混ざれなかったり、ということもありました。また、トラブルが発生することも多く、そのたびに英語で対応することも大変でした。このようなことを自力で乗り越えてきたため、タフになったとともに、自信もついたと思います。
反省点は語学学習と留学中も早くから積極的に行動することです。語学学習について、リスニングとスピーキングは向上しましたが、主に語彙力は足りないことを痛感するものの学習時間が足りないことが多かったです。また、留学に行った感想として、語学力に関して、留学は力試しの場であり、学習の場ではないと感じました。もちろん授業の内容に関して学ぶことも多ければ、語学力も向上しましたが、やはり力試しの場である印象が強いです。
また、留学開始一か月ほどは、怖気づいている自分もいたため、サークルに参加できなかったり、シドニーから出なかったりと、もったいないことをしてしまったと感じています。最初からもっと活動的に過ごしていれば、友達ともっと多くの時間を過ごせたかもしれない、もっと多くの都市に行けたかもしれない、と少し後悔しています。
総じて、学びも多くとってもとっても楽しい留学生活でした。が、事前の語学学習と早期から活発に動くことを強くお勧めします。
仲間との有意義な時間で磨かれた英語力
カリフォルニア州立大学サクラメント校(アメリカ合衆国)California State University, Sacramento
M.Tさん(渡航時 理工学府2年)2024年8月~2025年5月
留学を通して、英語を話すことへの懸念は無くなった。野球部に所属し、非常に有意義な時間を過ごした。コミュニティに何か属することは非常に重要だと思う。
野球部に所属していたため、ほぼ毎週試合があった。月曜日と水曜日に練習があり、練習後は友人とカフェテリアで夕食を取った。朝から授業がある曜日は授業に行き、ない曜日はジムに行っていた。空き時間を見つけて課題等を行い、夜はまたジムに出向いたり、友人のルームで時間を過ごしたりと、一人になる時間をなるべく無くした。
留学前に予防接種等、向こうの大学で無料で受けられることもあるので、確認をしっかり取っておけば良かったと後悔している。それ以外は、非常に満足しており、とても充実した留学生活であった。
異文化理解とコミュニケーション力の向上
カーディフ大学(イギリス)Cardiff University
S.Yさん(渡航時 経営学部3年)2024年9月~2025年5月
私は今回の留学を通じて、自分と異なる価値観を持つ人と良好な関係を構築する力を身につけることができた。日本にいる際も、外国人の方と関わる機会はあったが、日本に興味を持っている方々であることもあり、優しく接してくれたことが多かった。しかし、海外という環境に身を置くと、全員が私のことを対等に扱ってくれるわけではなく、時にはアジア人差別を受けることもあった。ただ、そんな環境においても、相手に自分という人間を理解してもらうとともに、自分も相手の価値観を理解しようとしなければ、生活を送ることはできない。そのため、この留学期間において、間違いなく色々なバックグラウンドを持つ人とコミュニケーションをとる方法であったり、異文化を理解する姿勢を身に付けたりすることができたと思う。そして、このような経験は、日本という国を離れ、外国人として異国の地で生活したからこそ得られたものであると思う。
一方で、留学中に後悔したこともあるので以下ではそのことについて記述したい。
一点目は、英語力である。IELTSのスコアを取得して以降、英語の勉強を続けていたが、今考えると不十分であったと思う。リスニングに関しては、試験のようなきれいな英語だけでなく、色々な英語に触れておくことをおすすめしたい。YouTubeや映画などを用いて、様々なアクセントやスラングに触れておくと、留学後友人の会話にスムーズに入っていけると思う。また、スピーキングに関しては、発音も大事だが、それよりも文法や語彙を意識して練習すると良いと思う。文法がしっかりしていないと、相手に自分の言いたいことが伝わらない可能性が高く、また語彙に関しては同じような単語を使ってしまうことになりかねない。そのため、IELTSなどを受験したときに使っていた単語帳を再度やってみたり、海外映画などで耳にした英単語を使って自分で文を作ってみたりすると、有意義な留学生活が送れると思う。
二点目は、就職活動と留学生活の両立である。私は3年の秋学期から留学をし、3年の1月ごろから就職活動を始めた。実際に就活を始めると、ESの作成や面接練習、適性検査の対策などやることが多く、必然的に留学生活に支障をきたす部分が出てくる。特に日本との時差の関係から、夜中に面接をしたり、早朝の座談会に参加したりする場合が多く、日本にいる学生と比べて厳しい状況下での就活となる。留学先にいた日本人のうち、就活をしていた人と卒業を遅らせる人の割合は半々だったので、現実的に留学中に就活を行い、4年で卒業することは可能だと思う。ただ留学前に、卒業するための十分な単位取得をしておくこと、テストセンターでの適性検査の受験を済ませておくこと、夏のインターンシップに参加しておくことの3点ができていると、そこまで苦労することはないのではないかと思う。私の場合は、テストセンターでの適性検査の受験をしていなかったので、イギリスでテストセンターを探し、受けに行かざるを得なかった。そのため、留学に行く前に十分な情報収集を行っておくことを強く推奨する。
最後にアドバイスとしては、後悔のない選択をしてほしいの一言に尽きる。社会人になって海外留学をしたいと思っても、実現させるのは難しいだろう。大学生のうちに、海外の留学に通って現地で生活することは、大変貴重な経験であり、今後の人生に大きな影響を与えると思う。もちろん、費用の面や就職活動との兼ね合いだったりと、ネガティブな面はあるかもしれないが、もし迷っている方がいれば、交換留学をすることを強くお勧めしたいと思う。
異文化で暮らして気付いた日本の魅力
オスナブリュック大学(ドイツ)Osnabrück University
I.Rさん(渡航時 理工学部3年)2024年10月~2025年2月
留学を通して得られたことはたくさんありますが、主に2つ書きたいと思います。
一つ目は、様々な文化を知れたことです。ドイツで生活しているだけでも、スーパーに置いてあるものや日曜日が休みでゆっくり過ごすなど新しい文化を感じられましたが、ドイツには他のヨーロッパからのエラスムスの学生、韓国やインドなどのアジアからの学生、モロッコやシリアなどアフリカや中東からの学生など世界中から学生が集まっていました。そのため、授業や普段の会話の中でも文化の違いに気づくことが多かったです。特に、学期前のドイツ語講座で仲良くなった子や、学部はまったく違うのに友達の友達きっかけで仲良くなった子とそれぞれの国の料理を作り合ったことが印象に残っています。初めて見る調味料を使っていたり、日本食はやっぱりヘルシーだなと感じたり、クリスマスなどの特別な日に食べる物の違いを知ったりしました。また、日本にいるときはあまり考えてこなかった宗教や政治についても考えることが多くなったと思います。ご飯を食べているときや普段の会話の中で、日本の教育についてどう思う?とか、今の日本の政治はいいと思う?など聞かれたことがありました。政治や環境問題についてはニュースは見るけどどこか遠い話のような感じがしていましたが、現地でできた友達は知識があり自分の意見も持っていて、社会的な問題にもっと関心を持つべきだなと感じました。また、宗教についても、キリスト教やイスラム教の友達もいて、豚肉を使っていない料理が分かりやすくメニューに載っていたり、ラマダンは断食するだけでなく困っている人に親切にする期間でもあると知ったり、宗教的な発言に気を付けようと思ったりしました。異文化を知ると同時に、日本の素晴らしさについても改めて実感することができました。交通機関が本当に時間通りで、衛生意識が高くて、トイレはきれいで無料で、レストランでは水が無料で店員さんも親切なのは他のどの国を見てもないと思います。一方で、日本の短所についても改めて考えさせられました。ヨーロッパの国はお互いの交流が盛んで学校でも外国語をしっかり学ぶため、英語や他の言語を話せる人が本当に多かったです。韓国やインド、トルコの人なども流暢に英語を話していたし、日本に旅行に行った友達も日本では英語があまり通じなかったと言っていたので、日本の英語力の低さを改めて実感しました。
二つ目は、自分自身を知ることができたことです。留学も初めてでしたが一人暮らしも初めてだったので不安もありましたが、意外と一人の時間も好きだということ、きれい好きだということなどに気づきました。また、留学前は積極的に話しかけて友達をたくさんつくろうと思っていましたが、私は仲良くなるには時間がかかることにも気づきました。あとで考えれば日本でもそうでしたが、私は特技だったり性格面だったり、自分にはないものを持っている人と仲良くなりやすく、でも仲良くなる前に違いを理解する時間が必要でした。現地で出会った人たちはバックグラウンドが異なる人たちだったので、よく話して知っていくうちにだんだん仲良くなれました。
反省点やアドバイスについては、留学中ももっと英語を勉強するべきだったということです。留学前はオンライン英会話や英語の動画を見たりしていましたが、留学すれば英語は勝手に話せるようになると安易に考えてしまっていたので、留学中は家での勉強量が少なくなっていました。しかし、自動的に話せるようになるわけではなく、気づいて勉強し始めた時には留学期間の半分が終わっていました。もちろん友達と話しているときや授業で新しい表現を知ったりアウトプットしたりすることはとても大事ですが、家でも動画などで勉強することで、半年しかない留学をもっと大切にするべきだったなと思います。
芸術の都での価値ある文化的体験
パリ東大学クレテイユ校(フランス)Université Paris-Est Creteil
K.Aさん(渡航時 経済学部3年)2024年9月~2024年12月
フランス語はできるだけ勉強しておくと良い。フランス人はかなり英語が喋れてしまうので、自分がある程度流暢でなければ、相手が英語に切り替えてきたり、自分でも妥協して英語でしゃべったりしてしまうと思う。英語はほかの留学生と練習すれば十分伸びると思うので、現地の学生やフランス人とはめげずになるべくフランス語でしゃべるのがよい(そうすればよかった)。もしフランス語がしゃべれなくてもすくなくとも会話をBonjourから始めないと対応してくれないこともある。フランス語実習・演習で学んだひとはおそらくリスニングの練習が不足しているはず。喋ったり、読んだりは無理なくできたが、聞き取ることができなかったので会話がなかなか成り立たなかった。
留学中、様々な文化的体験ができた。オルセー、ルーブル、オランジュリーなど主要な美術館は軒並み無料。特にオルセーはクールベの「牡鹿の闘い」だけでも見る価値があると思う。パリの街を歩くと空間の利用が全く違うことにすぐ気が付くと思う。象徴的な価値しか持たないモニュメント、銅像があちらこちらにある。極めつけはエッフェル塔。無価値性が逆説的にパリのあらゆる価値を反映しているように思う。エッフェル塔に上ったらエッフェル塔が見れないと思って結局上らなかったが、帰国後現地で買ったロラン・バルトの「エッフェル塔」という評論を読んで後悔した。これと松浦寿輝「エッフェル塔試論」は留学前・中にぜひ読んでほしい。
オリンピック直後、パラリンピック開催中に渡航したので各国の観光客を見たし、パリにはアルジェリア、モロッコを中心に様々な国からの移民がいて混とんとしているが、滞在のうちに言葉にできない街の力学、秩序を感じるようになった。
火・水・木は授業があり、月金は隔週でどちらかに授業が入った。水曜のフランス語の授業は8時まであったが、その他は昼には終わったので残りは勉強するか、市内に出かけるかした。美術館はルーブル以外は平日であれば予約していなくてもすぐに入ることができた。月曜にはESNという学生団体(この名前の団体が複数あるのでいろいろ見てみるとよい)が夜にCafé des langueという留学生と現地学生の集まりをカフェで開いていたので気が向けばそこに向かった。フランス語もここでかなり練習できた。
留学を通して高まった言語学習への意欲
リエージュ州大学校(ベルギー)Haute Ecole de la Province de Liège
S.Yさん(渡航時 環境情報学府2年)2024年9月~2025年1月
留学を通して、自分の当たり前は当たり前ではないことに多く気づかされました。僕は留学前は日本よりも海外への関心が非常に強かったですが、留学後の今は日本のことをもっと知りたいと思うようになりました。この留学中に留学先の大学の学生、先生だけでなく、旅行先でも様々な国の人と話しましたが、日本出身であることを話すと、皆口を揃えて「日本は素晴らしい国だ。いつか日本に行くのが夢だ。」と言ってくれました。日本が世界で高い評価を受けていることが非常に嬉しく誇らしいのと同時に、日本は自分が思っている以上にユニークで魅力あふれる国だと学びました。海外の方と交流する際に相手国に関する知識を持っていることは素晴らしいですが、それ以上に自国に関して知識を持っていることも大事だと思いました。日本についてまだまだ知らないことばかりなので、今後は海外の方に日本の魅力を説明できるように学びたいと思っています。
また特に衝撃を受けたのは語学面に関してです。僕は日本国内ではどちらかと言われれば英語はできる側の人間だと思いますが、ヨーロッパの学生達は非常に流暢に英語を話します。僕たちと同様に彼らにとっても英語は第一言語ではないにも関わらず、その差を痛感しました。また、彼らにとっては英語を話せることはスタンダードで、英語に加えてスペイン語・フランス語・イタリア語・ドイツ語等の第三・四言語を話せる学生も多く、感心したと同時に英語でつまづいている自分の不甲斐なさも感じました。これは日本国内、またアメリカやイギリスのような英語圏ではなくヨーロッパだからこそ感じることができたことだと思っています。僕は将来世界で活躍できる人材になりたいので、英語だけで満足していたら他国の同世代のライバルに置いていかれると思いました。この留学を通して言語学習への意欲が非常に高まり、今後は英語だけでなくフランス語やスペイン語など新たな言語の習得に向けて勉強していきたいと思っています。
英語に関しては、留学前にIELTSの勉強やYoutube・Netflix等を活用してリスニングの練習をしていました。留学を通して、スピーキング・・リスニング力の向上が自分自身でも感じられました。寮生活ではキッチンで毎日同じメンバーと顔を合わせるので、留学開始当初は聞き取りにくかった子の英語も留学終盤には聞き取れるようになっていました。友達からも留学開始当初に比べて英語が上達したと言ってもらえて非常に嬉しかったです。フランス語に関しては基礎知識を留学前に独学で勉強しました。留学終了時には、簡単な日常会話はできるようになりましたが、リスニングが難しく、一方的に意思を伝えることはできても、双方向の会話は難しいことが多かったです。今後もフランス語の勉強は続けていきたいです。留学前にもう少しフランス語の勉強をしておけばよかったかなと思います。
留学後も留学先で仲良くなった友人とは連絡を取り続けており、またヨーロッパや日本で再会することを約束しています。貴重な経験をでき、世界各国にかけがえないのない友人ができました。
(グローバル推進課 留学交流係)