アジアから世界へ、視野を広げる留学体験
タマサート大学(タイ)Thammasat University
Y.Eさん(渡航時 経営学部 3年) 2023年8月~2024年5月


私は留学をしたことで、出会えなかった人々との出会いやインターンシップなどの経験を得られることができました。特に、留学の1番の目的であった言語能力の向上という点を達成することができ、非常に満足のいく留学生活を送れたと考えます。タイは東南アジアの国々に近く、国内旅行も安価な値段でいけるということもあり、さまざまな場所に出向き、文化に触れたことで、新たな価値観や物の見方などが変化しました。タマサート大学は受け入れている交換留学生も多いため、交換留学生用のイベントが多数用意されており、現地の友人などを作るハードルも低いと感じます。さらに、タマサート大学に来る留学生はアジアに興味があり、来る生徒が多いため、アジアや欧米などの区別がほとんどなく、留学をしているという実感ができると思います。大学の授業では全て英語で行われ、1クラスの人数も20人から40人と少人数のため、教授との距離が近く、積極的な発言が求められました。こうしたこともあり、英語で話すことの抵抗を減らすことや、英語でのプレゼンテーションの方法などが身につくのと同時に、日本にいた時と比べ積極性が増したと考えます。そして、さまざまな文化の友人と話していく中で、交換留学をしている人は行動力が自身と比べ段違いにあり、刺激を受けました。将来の話はみんな前向きに話しており、自身の将来について見つめ直す良い機会ともなりました。
一方で、留学準備の反省点においてはもう少し言語ができる状態にしておけばよかったと感じます。今回の留学では、日常生活がタイ語、学校の授業は全て英語で行われたのですが、リスニングの面は大丈夫でも実際に使うとなると、授業での学術的な発表や自然な会話という面で少し困難がありました。そのため、留学前から言語の学習は怠らずに行ったほうがいいと感じました。留学生活中は日本と比較し、アルバイトなどがないため自由な時間が多く、その自由な時間を無駄に過ごさないようにすることが肝心です。私は2学期目からは授業がない日のインターンシップを始めましたが、1学期目は生活に慣れてからは暇な時間も多くあったため、もう少し資格の勉強などに励めばよかったと反省しています。インターンシップを始めてからは海外においての日系企業の現状やタイで起業した日本人など様々な方に会うことができ、非常に勉強になりました。
私は3年生からの留学をしたため、就職活動と被り、留学生活を充実させたいという思いから、卒業を延長することにしましたが、中にはオンラインで就職活動を進めている友人もおり、両立は大変だとは思いますが、4年間で卒業したい方も可能です。結論として、反省点もありますが、全体的には満足のいく留学生活が送れたので、留学先としてタイはとてもおすすめします。
グローバルな視点を手に入れる、台湾留学の挑戦
国立台湾大学 (台湾) National Taiwan University
K.Yさん (渡航時 経営学部 3年) 2023年8月~2024年6月
私は台湾への交換留学を通じて、多くの貴重な経験を積むことができました。この経験は私自身を大きく成長させてくれました。留学前は、現地の文化や生活について調べるだけでなく、現地の人々との交流を通して自分自身や日本について深く考える機会を得ました。留学中は、現地の台湾人や他国からの留学生たちと積極的に交流し、多様な意見や文化に触れることができました。毎日のように新しいことを学び、その度に自分が成長していくのを実感しました。留学後も、これらの経験やスキルを基に、留学前では得られなかった新たな挑戦をすることができています。
授業は主に午前中に中国語のクラスを受講し、午後は台北市内を散策することが多かったです。台湾人の友達を多く作っていたため、授業が終わると彼らと遊びに行ったり、大学のサークル活動に参加したりしていました。帰宅後夜は台湾人の友達と一緒にゲームやチャットをするなど常に中国語を使う環境を作ることができたため、中国語の上達に大いに役立ちました。
週末や休日には、台湾内の観光や、香港や中国への旅行も楽しみました。台湾内での旅行では、台北以外に住んでいる友達の家に泊まらせてもらったり、民泊を利用しみんなで泊まったりしました。香港や中国への旅行では、同じ中国語圏でありながら、方言や文化が異なること、また台湾と中国の政治的な違いなどについてもさまざまな発見をすることができ、非常に興味深かったです。
広大な国で学び、身についた自信
天津大学(中国)Tianjin University
S.Aさん(渡航時 都市科学部 3年) 2023年8月~2024年7月
外国にいっても何とかやっていけるという漠然とした自信がついた。もちろんもっと準備しておけばよかったとか、違う大学を選んでいたらとか考えることはあったが、最終的に最後の一日を中国で知り合った友人や先生たちと楽しく過ごせたので満足な一年だった。
建築学生としては、一年間で中国の様々都市を旅行できたことが一番学びが多かった。中国は圧倒的に広く大きい国で都市のバラエティーが豊かな国だった。私は人と仲良くなるのに時間を要し、自分から積極的にいけないタイプなので最初友達を作ることに苦労し、仲良くなってからもっと早い時期に積極的になればよかったと後悔した。サークルに入らなかったことも後悔した。最終的に天津で知り合った友達と旅行に行けるまでになったのでよかった。中国語がうまくなっている実感はあまりなかったが、中国人に対して自分の状態や要求を伝えコミュニケーションをとるのはうまくなったと旅行をしながら感じた。
基本的には設計課題が中心の生活だった。月曜と木曜にエスキスがあったため、毎日次のエスキスのために準備を思案ければならなかった。毎日製図室に行っていたため建築学科の同級生たちと打ち解けることができた。食事は基本的に学食だったが、たまに友人と近くのショッピングモールに食事に行ったり一緒にミルクティーを飲んだりしたのが楽しかった。長期休みには様々な都市に旅行に行った。春節は友人の実家に招かれ中国の伝統的な年越しを体験することができた。
学びと成長が深まる有意義な日々
オーストラリア国立大学(オーストラリア)Australian National University
A.Tさん(渡航時 都市科学部3年)2024年2月~2024年11月


●良かったこと
・より社交的になることができた。友人作りのために、積極的に自分から話しかけるよう心掛けた結果、面識のない、国籍の異なる方に対しても話しかけることの心理的ハードルが下がった。
・日常会話の場面での英会話力が大きく伸びた。特に、ネイティブの人が良く使う表現や、似た意味の言葉のニュアンスの違いを実際に使いながら学ぶことができ、より自然な英語を話すことができるようになったと思う。
・国外から見た日本を知ることができた。日本はGDP水準が高く世界の中でも経済大国であること、そしてその歴史や社会の仕組みは他国からも研究対象になるということを、日本にいる時より鮮明に認識させれられた。
・日本と異なる文化圏の中で過ごす中で、日本の文化や不文律のルールが全てではなく、もう少し自分の意思を優先して言動することが、より許容される世界があるのだと気づけたこと。もちろん、周囲との調和も重要であるが、自分の意思や希望を表立って主張しても不自然ではないのだという感覚を得られたことは留学ならではの成果であると思う。
・生態学系統の講義で、現地の自然保護区や国立公園でフィールドワークを行い、日本とは異なる生態系や、共通して直面する問題を見て学ぶことができ、自分の専門性を横に広げることができたこと。
・先住民の伝統や社会的課題を扱う講義を2学期とも履修したが、植民地化以前から彼らがオーストラリア大陸で独自の文化や伝統を守り、継承してきた長い歴史を知り、そして植民地化以降で彼らの文化やアイデンティティが入植者によって否定され、西洋化された社会の中でどれほど彼らが不利益を受け苦しい時間を過ごしてきたかを学ぶ中で、オーストラリアという国家の負の側面をより深く理解できたと思う。オーストラリアだけでなく、西洋諸国によって植民地化された多くの国々でも似たようなことは発生していて、それが現代の差別や格差を生んでいる一因であることを知り、現代の西洋的基準で均一化される傾向にある国際社会がその状態でよいのかと、批判的な視点を、ある程度の知識と理解を基に持つことができたことは収穫である。
●後輩へのアドバイス
・日本からの留学生の中には、経験や学習のために日本人との関りを避ける学生も少なからずいる。その方針を私は否定しない。しかし、私個人はJapan clubに所属したり日本人学生と積極的につながることで、精神的な居場所を作ることができた。それが、学業や人間関係で壁にぶつかって精神的に不安定になった際に心を安らげてくれた。ゆえに、心の健康を保つ一つの手段として、日本人コミュニティに入ることは悪い選択肢ではないと伝えたい。
・新しい場所で人間関係や生活スタイルを構築することは私にとって容易ではなく、留学の半分の期間を費やした。精神的に、肉体的に健康に生活するための基盤を作ることを私は重視したが、学業は大学の講義でやることがメインでそれ以外はほとんどできていない。もし講義以外で学問について何かやりたいことがあるのであれば、そのことの優先順位を高くし、事前準備を行って渡航することが望ましいのかもしれない。もちろん、講義の学習に多くの時間をかけ、意欲的に学ぶことにも大きな意義がある。英語で、横国とは違うスタイルの教育の中では新たに得られるものは多く、リソースを費やすほど自分を成長させられると思う。
異文化交流で育んだ豊かな世界観
オーストラリア国立大学(オーストラリア)Australian National University
S.Cさん(渡航時 環境情報学府2年)2024年2月~2024年12月
ポストコロナ時代に再び教室での授業が再開され、約1年間の学生生活を体験しました。
オーストラリア国立大学の地球科学学科は世界トップクラスであり、関連する専門コースに参加することで、学科の基礎的な理解を深めるだけでなく、学問分野の最前線の動向についても把握することができました。授業はすべて英語で行われ、留学生がいない環境だったため、授業の内容や進め方に慣れるまでにかなりの時間を要しました。特に、専門用語についてもっと事前に復習しておけばよかったと感じています。
基本的に各コースには担当のチューターが配置されており、授業の進め方や内容に関する疑問は、積極的にチューターに相談することをおすすめします。また、留学生としての履修登録手続きは正規生とは異なり、少なくとも2か月前には履修科目を確定する必要があります。研究科目の場合、事前にメールで指導教員に連絡を取ることも重要です。
寮の部屋は非常に狭いですが、共用エリアは広く、日常生活やイベントの開催は主に共用エリアで行われます。授業が比較的忙しかったため、唯一の自由な時間は夕食の時間でした。この時間を利用して、寮の住人たちと食べ物をシェアしたり、お互いの近況を語り合ったりすることがよくありました。そのおかげで、さまざまな国から来た人々や異なる専門分野の人々と知り合うことができました。
こうした留学を通じて得られた異文化交流の機会は、自分の世界観を大いに豊かにしてくれる貴重な体験となりました。英語圏ではありますが、オーストラリア人のコミュニケーションスタイルは非常にシンプルでカジュアルです。遠慮せずに自分の考えや意見をできるだけ表現することで、より多くの学びや発見を得ることができるでしょう。
学術の探求と異文化理解で広がった視野
オーストラリア国立大学(オーストラリア)Australian National University
X.Zさん(渡航時 都市科学部3年)2024年1月~2024年12月
オーストラリア国立大学への1年間の交換留学を通じて、学術面の知識の充実、オーストラリアという国と文化に対する理解、そしてANU学生、他の交換留学生とのネットワークなど、得られたものはさまざまで本当に多いです。
学問と研究に対する真剣さで知られたANUで、一人の学部交換留学生としてにもかかわらず、とても高いレベルでの授業を履修でき、勉強できた点がとても良かったと感じます。私はYCCS(現Socrates)という外国人留学生向けのリベラル・アーツのプログラムで勉強していることで、経済学を主に専攻としてきましたが、それでも履修できる授業の数と分野が限られており、常にもっと広く勉強できればいいなと感じていました。それが一因で交換留学に応募し、ANUでさらに上級のマクロ経済学や、ファイナンスの授業を自分の意欲で自由に勉強することができ、ANUでの勉強体験を満喫できたと言えると思います。
また、オーストラリアという国の文化を実際の生活体験を通じて深く体感できた点も、とても良かったと振り返っています。東洋からシドニーまでは、約10時間の飛行です。日本とところどころまで違っているオーストラリアで、英語を実体験で練習すると同時に、オーストラリアのオープンで多様性が溢れる文化、ここに住む出身国と背景さまざまな人と出会い、交流することで、自分の視野と考え方も十分に広げられたのではないかと思います。
ANUでは、私はANUジャパンクラブという日本人学生協会にも参画していました。最初の一学期はGeneralRepresentativeという一般メンバーの役職を務め、次の学期はDirectorという代表メンバーの役職も経験しました。ANUJCにて、正規留学生と交換留学生をはじめとする日本人留学生のサポートに力を注ぎ、そしてANU、キャンベラに向けて日本文化の魅力の発信の重要の場として、大学側と在オーストラリア大使館と協力して多数のイベントも主催でき、留学生活のかなり楽しく、やりがいのある一部分となりました。
英語力の向上が、就職への自信に
シドニー工科大学(オーストラリア)University of Technology Sydney
K.Kさん(渡航時 都市科学部3年) 2024年2月~2024年6月
高校時代にカナダに留学した経験があり、語学には自信があったが、英語の伸びという面では少しだったと思う。しかし、会話できることや褒められることもあり、就職でこの英語力を活かせたら良いと少し自信を持てた経験ではあった。
反省としては、ステイ先が学校から遠かったので、学校やシティでのイベントにあまり多く参加できなかったこと。学校の寮は倍率が高く、基本入れない。隣にある誰でも入れる寮は値段が私が泊まっているところの1、5倍から2倍で、とても庶民の日本人は泊まれなかった。とにかく円が弱く、物価が高いため、節約して過ごした。
多様性社会の中で深まった異文化理解
マッコーリ大学(オーストラリア)Macquarie University
K.Mさん(渡航時 都市科学部 4年) 2024年2月~2024年6月
留学を通じて、英語での生活力を身につけ、日常生活や学業において英語を自在に使えるようになりました。多様性が認められる社会を直接体験できたことが非常に大きな収穫だと思います。異なる文化や背景を持つ多くのインターナショナルな友人と交流ができたので、視野が広がり、異文化理解が深まりました。
学業面では、週に3回ほど大学に通い、授業に参加して学業に励みました。健康面にも力を入れ、ほぼ毎日ジムに通って運動しました。ジムでは様々なマシンがあって、女性エリアもあったので、気楽に運動ができました。毎日運動をする習慣は、ストレスを解消して、精神的にもリフレッシュできたので、バランスの取れた生活を送れたと感じます。社交面では、インターナショナルな友人たちと頻繁に遊びに行きました。オリエンテーションや授業で、自分から声をかけて仲良くなるように頑張りました。異なるバックグラウンドを持つ友人たちとの交流を通じて、視野を広げることができたと思います。さらに、ホリデーの期間にはメルボルンやケアンズなど、2週間程度旅行を楽しみました。
留学を考えている後輩には、積極的に現地の文化や習慣に触れることをお勧めします。また、異文化に対してオープンな姿勢を持つようにしてください。そして、うまくいかなくても英語を使って積極的にコミュニケーションを図ることが、語学力向上につながるので、留学前には日常生活で使えそうな表現を身に着けた方がいいかもしれないです。
挑戦と行動で養われた課題解決力
オタゴ大学(ニュージーランド)University of Otago
M.Aさん(渡航時 教育学部4年)2024年2月~2024年11月


見知らぬ土地で生活を始めたばかりの頃は、知らないことも多いため、様々な問題に出くわすこともあった。それを解決するには、日本で生活している両親に解決方法を尋ねることも可能であるが、毎回そうできるわけでもなく、その問題が実際に生じている場にいる私自身で解決しなければならない場合がほとんどであった。これは、自発的に行動することにも関わるが、現地で友達をつくりたいと思った時に、大学が企画する様々なイベントに自分から飛び込んで行かなければ、新たな出会いが自然に生じるということは、ほとんどない。他にも、私は6月頃から現地でアルバイトを始めたが、バイト探しをするときは、ネット上での求人に対して応募するというような日本のやり方では基本的に通用しない。私は学生ビザで労働は最高でも20時間/週という条件の基、ニュージーランドで滞在していたため、ワーキングホリデー、ましてや英語がネイティブの人を採用する方が、お店側にとっても都合が良いわけであり、オンライン上での求人では基本的に返信を頂くことはできなかった。そのため、店へ直接行き、レジュメを手渡しするという方法でバイト探しをしなければならなかったが、これは最初は非常に勇気が要る行動であった。しかし、現地のお店の方々は、温和で優しい方ばかりで、1日で30件ほど配り歩き、次の日には働き先を決めることができた。お店の人にも、オンライン上での応募は、店側が気づかないことも多いため、直接店に来て、履歴書を渡してくれる方がその人の人柄や働くときの条件などをすぐに確認しやすく、採用しやすいと言っていた。このようなことからも、何か課題を解決しなければならない時は、自発的に行動を起こし、自分の力で課題解決に繋げる力が留学を通して養うことができたと感じている。
そして、英語力については、留学に来る前と比べると、伸びたと感じている。私は大学の授業を、教育学からは少し離れた、私が学んでみたいと思った科目を選択したため、前提知識が何もないまま、英語で理解しなければならないことは大変でもあったが、その分英単語一つひとつの意味について知っているものが増えたというよりは、目にする英文の全体像を短い時間で理解できるようになったと実感した。加えて、アルバイトを通して、接客時に使用する英語を身につけることができたことも良かった。
続いて、シェアハウスで共に暮らしていた留学生達、現地でできた友達との交流を通して、いかに自身が否定的な生き方をしていたかということを実感した。彼・彼女たちは、私がすること一つひとつを褒めてくれたり、感謝をしてくれたり、どのようなことをしても肯定してくれるような人たちであった。加えて、進路についても、目標とする職業が既に定まっている人もいれば、様々な選択肢を考えている人もいた。しかし、私のように自身の将来について悩んでいる人はおらず、今から決定的な未来の自分像をつくる必要は無く、自分の力で選択したことは必ず上手くいくという肯定的な考えをもっている人ばかりであった。私もこの考え方には強く影響を受け、教員になるのであれば、出願という期限がまずはあるが、留学での経験のみに満足せず、これからも様々なことに自発的に挑戦し、経験値を高めることで、自身の未来像について考えを深めていきたいと思った。
学力的にも人間的にも成長できた留学生活
オタゴ大学(ニュージーランド)University of Otago
I.Mさん(渡航時 経営学部 2年)2024年2月~2024年11月
まずは、一生の友人に出会えたこと。フラットメイトとの出会いは、私の留学生活を本当に彩ってくれた。平日のディナーを作る係を曜日ごとに振り分け、ほとんど毎日一緒に食事をしたり、その日あった出来事を話したり、ゲームをしたりして、本当の家族のように仲が深まった。正直最初の数ヶ月間は、ネイティブレベルの英語でコミュニケーションをとり、本音で話すことに苦戦したが、間違えを恐れずに積極的に英語を話したことで、徐々にネイティブの輪に入れるようになったと感じるし、向こうからもたくさん話題を振ってもらえるようになったと実感している。
学業面では、自分について、自分の将来についてみんなと話す機会が多かったこともあり、自分に何が向いているのかや自分が本当にしたいことは何かを考えながら学校での授業に取り組むことができた。確実に経営学・経済学の専門知識をつけることができたと思うし、日本で勉強する1年より学力的にも人間的にも成長できたと感じている。ただ授業に参加するのみではなく、隣の席に座っていた子に話しかけ、授業前や後にご飯を食べに行ったり、一緒に勉強をしたりと、相棒のような友人を得ることもできた。グループワークでは、日本人留学生ならではの視点を生かした発言をグループメンバーに興味を持ってもらえ、発言することが楽しいと感じるようになったし、様々な国籍やルーツを持つメンバーからは、経営学・経済学に対するそれぞれの考え方を共有してもらったことで、視野が広くなったと感じる。
留学準備や留学生活中の反省点は特にないが、アドバイスするなら、ということを述べようと思う。まずは、自分に自信を持つことである。留学するということは、それまでの試験や努力を積み上げてきたということだと思う。自分をcomfortable zone からuncomfortable zone におくことは簡単なことではない。それができていることでまずすごいんだと、常にそれは忘れずに過ごしてほしい。また、自分が何のために留学に来たのかということを常に頭に入れておいてほしい。留学中に、みんなそれぞれ何かしらの目標や達成したいこと、やってみたいことを持っていると思う。留学中には、辛いと感じることが多々あるだろうし、そこから逃げ出せる様々な誘惑もあるだろう。自分の抱いていた夢や目標を実現することは難しいかもしれないけれど、少なくとも限られた時間を無駄にしないためにも、自分の進む方向を見失ってしまったとしても、流されるのではなく、踏ん張ってほしい。
多くの学びに満ちた、価値ある時間
サンディエゴ州立大学(アメリカ合衆国)San Diego State University
K.Kさん(渡航時 都市イノベーション学府1年)2023年8月~2023年12月
日々の会話や旅行の計画立てなどの際に、お互いに意見を言い合う頻度が日本人と行動する時と比べて非常に多かったため、どのような言葉を使って説得・折り合いをつけるか、人によってどう変えるかなどといったコミュニケーション力が磨けた。また、授業内だけでなく雑談の一部として、社会問題や1日どうだったか、楽しみにしていることはあるかなど、話す内容が日本にいたときと比べて濃く、その頻度も高かったので、最初は話すことが見つからずうまくいかないことがあったが、徐々に慣れ、最終的にはその習慣が自分の意見を持つトピックの拡張に繋がった。留学前は政治やジェンダー、経済など、正直考えても自分のできることには限りがあると思っていて、それについて授業外で話す姿勢はあまりなかったが、身近なことに意見を持ち、それを人と話すことで共感できる点、できない点を知ること自体にも意味があると思うようになった。例えば、社会問題について話している中で友達がもつ意見に至るまでの考え方を感じ、その後の関わりの中で他の人と違うと感じた際にその理由を推測できるようになったので今後もこの姿勢は保ちたい。
問題解決能力も向上したと感じた。留学中は楽しいことも多くあったが、他の人が経験したことのないようなトラブルを経験できたのも学びに繋がった。大きなトラブルで言うと、友人が大けがをおった際に救急車を呼んで病院に行った際に、付き添いとして救急車の助手席に乗って運転手の人と話をしたり、病院についてからも友人のサポートに加えて病院の人に起きたことを説明したりして、友人が完治するまで時間はかかったが、自分の言動が結果的に早期回復の手助けになった点で、成長を感じた。他にも色々とあったが、実際に海外で長期間成長したからこそ起きたトラブルに対して、どんなときでも落ち着いて、自分がどう出るかを考えながら問題解決をできたのは留学で得られたことだと思う。
英語力に関しても満足できるレベルまでとは言えないが、自信を持って聞いて話すことができるようになった。留学前は聞けるか聞けないか、話せるか話せないかなど能力ベースで自分を評価することが多かったが、現地で色々なアクセントの人の中で暮らすことで、“英語らしさ”よりも“正確なニュアンスで理解する・伝える”ことにフォーカスすることができ、できるできない評価による緊張を感じず、どんな意見がほしいか、どう言うのが良いかなど、自分に矢印を向けることができたのもよかったと思う。
1セメスターの留学を通して、今までの短期留学では得られなかった人間関係、生活するうえでの苦労を経験でき、上で書いたように、そこから学ぶことが山のようにあったので、かかったコスト以上に価値のある時間だったと思う。
目的意識を高めた、出会いと環境の力
カリフォルニア州立サクラメント校(アメリカ合衆国)California State University, Sacramento
T.Sさん (渡航時 経済学部3年)2023年8月~2023年12月
ネイティブの英語でライティングエッセイの講義を受講できたのはとてもよい経験だった。まずAll English で英語になれることができる点、ネイティブならではの視点で語彙/印象/文体についてアドバイスを受けることができた点が魅力的だった。英語の能力向上を目標に掲げていた私にとってはうってつけの環境であった。
日本より課題が多く、授業中も比較的少人数で発言を求められ、レベルの高い講義であった。教授側も生徒にコミュニケーションを求め、生徒も熱心に取り組んでいた。そういう環境に身を置くことで刺激を受け、自分も頑張ろうと思えた。教授が真剣に向き合ってくれるため、学問に励みたい学生はどんどん成長していくようだった。
海外の多様性/文化を知ることができたのは現地の友人たちのおかげだ。食事や遊びを通して様々なことを教えてくれたし、議論をした。反対に私からも日本について話し、お互い理解に努めた。個人的な話にはなるが、現地で出会った友人たちは皆自分の将来/夢について積極的に語っていた。そして将来の夢を実現する為にどうすればいいかということについて真剣に議論を交わし勉学に励んでいる人が本当に多かった。そういう人達に刺激され、留学期間自分は何をしたいのかということについて考えた。そういった経験をさせてくれた友人たちには感謝しているし、留学して良かったと思えた瞬間だった。
なぜ交換留学で、なぜこの国に行きたいのかをなんとなくではなく、明確に言語化しておくべきだと思う。就活の箔付けなどのステータスの為や海外に触れたい為ではなく、どのように行動していきたいかを具体的に考えておかないと、ただただ月日が流れていくだけだと私自身実感したからである。私は費用面/奨学金の面を鑑みて交換留学に決めうち、その中でできる事として目標設定を行った。しかしできることなら(費用面は各々事情が異なるから一概には言えないが)、目標設定が先に来る状態で留学を行なってほしいと感じた。その方がより充実した留学生活になると断言できる。
異文化を分かち合うことで得た、かけがえのない経験
シェフィールド大学(イギリス)University of Sheffield
K.Sさん(渡航時 都市科学部3年)2023年9月~2024年6月
留学で一番得られたことは、異文化交流を深いレベルで体験できたことです。イギリスの大学ではありますが、留学生の比率も高く、中国や韓国などの東アジア諸国、東南アジアやインド、南米や異なるヨーロッパ出身の人など、本当に多様性にあふれた環境でした。彼らと仲が良くなるにつれて、授業などの話だけでなく、自分たちのカルチャーを共有するようになると、より一層仲良くなることができました。各文化に関する話は、今の時代は当然インターネットで調べればすぐに出てくる話ではあります。しかし自分の身近な友達としてそうした話を聞くことができるのは、伝聞として知るよりも価値があると思いました。また比較的アニメや食事などの日本の文化は伝わることが多いので、積極的に開示したり、少し誇張していったりするとより心を開き合った関係になれるのかなと思います。
そして自分の場合はイギリス留学でしたが、どの留学先でも現地に強く根付いている文化を知っていると、溶け込みやすさは大きく変わると思います。イギリスではサッカーが特に同年代の男性の間で人気で、6-7割は話が通じると感じました。好きでもない場合は無理に知ろうとしたり楽しむのは少し大変かもしれませんが、会話のきっかけというのは自分から広げないと、特にネイティブ相手には難しいと思います。
積極的に挑戦して得た大切なもの
シェフィールド大学(イギリス)University of Sheffield
K.Yさん(渡航時 経済学部 2年)2023年9月~2024年6月
留学をして、さまざまなことを得た。その中でも最も価値があったのは、新しい友人だと思う。ヨーロッパでは学生同士の距離が日本よりも近く感じた。自分自身、留学してすぐは積極的にイベントに参加したこともあり、友人は比較的にすぐできた。その中でも特にして良かったと振り返って思うのは、Japan Society (JSOC)への参加である。ここに来る学生は、もともと日本に興味がある生徒や日本語を学習している生徒が多く、共通項が見つけやすかったこともありイギリス人、日本人共にすぐに仲良くなることができた。私の場合、シェフィールドでできた友人の9割はJsoc関連であったことからも、参加していなかったとしたら、留学生活の楽しさは半減していただろう。他にも入寮後すぐに同じフラットやアパートメントの生徒に声をかけたことは、交友関係を築くにあたって、プラスに働いた。今でも当時の友人とは連絡をとっており、会う予定もあるので留学後も続く貴重な交友関係を築ける。
他にして良かったと感じるのは、難民に英語を教えるボランティアだ。空き時間があったこともあり、始めた。シェフィールド大学ではボランティア掲示板のようなものがあり、そこで自分のスキルも活かしながら働けるものを選んだ。生徒はアフガニスタンやソマリアなど出身であり、彼らの話を聞いているうちに自分が今まで当たり前として受け入れていたものは、他人にとってはそうではないということを身をもって知ることができた。今まで、ボランティアなど取り組んだことがなかったので、非常に良い経験となった。自分が思った以上に世の中には困っている人がいるということを知ることができた。留学を通じて学問的なことに限らずさまざまな経験をし、新しい考えにも触れることができた。この経験は、のちに自分の進路を考える際にも大きく影響したため、トライしてみて良かった。
留学生活を振り返ってみて、基本的に後悔した点はない。周囲にも恵まれ、本当に楽しい1年間だった。ただ、ボランティアにしてもオリエンテーションウィークにしても、もっと早くもっと積極的に行動していれば上にも述べた後悔はしなくて済んだと思う。留学の期間は有限であり、一年という時間は本当に一瞬で過ぎてしまう。これから留学に行く方は、一時も時間を無駄にしないよう、やりたいことには積極的に挑戦し、自身にとっての最高の留学生活を実現して欲しい。
語学力と積極性が鍵となる留学生活
エジンバラ大学(イギリス)University of Edinburgh
O.Aさん(渡航時 経済学部3年)2023年9月~2024年5月
エディンバラ大学の教育システムは横浜国立大学と大きく違っていて、一学期の受講上限は3コースで、基本的に1コースは1学期で10コマの通常授業と5~6コマのTutorial(少人数の授業)で組まれていた。また、授業がすべて終了した後、試験との間に時間が開いていたのもとても不思議に感じた。2学期は最終授業とテストの間に1か月間の間が空き、勉強量をキープするのが大変だった。特に貴重な経験だと感じたことは、グループで課題に取り組むことが多かったことだ。1年で6コースとったが、そのうち2コースでグループメンバーと一緒に取り組む課題が出され、プレゼンテーションも行った。グループでの作業ではどの生徒もとても積極的に発言していて、カルチャーショックを受けた。また、どの授業も予復習の量が多く、英語の文章を読み込むことが要求されるので、慣れておくことが大切だと感じた。日本でもっとやっておいたほうが良かったことは、英語の文章を読み込むことだと感じた。量が多いので、速く理解することが求められる。グループワーク中メンバーが積極的に自分の意見を言っていたので、学術的な発言や単語についてももっと勉強すればよかった。課外活動の一環として、エディンバラ大学の日本学部の学生の授業に参加して、サポート活動と交流活動を行った。そのとき、日本の現状を英語でエディンバラ大学に説明することもあって、どうやったら日本について説明できるかを考えさせられた。
生活面では、体調不良と精神面での不調も起きたが、その時一人で抱え込まずに、周りにもっと相談すればよかったと思った。大学側にカウンセラーなどのサービスもあったので、もっと積極的に利用すればよかったと感じた。勉強面と生活面共通して、イギリスでは相手に察してもらうよりも、自分で積極的に伝えることが求められるので、恐れずに発言することが大切だと感じた。
多文化共生の中で磨かれる、挑戦し続ける力
エジンバラ大学 (イギリス) University of Edinburgh
U.Aさん (渡航時 経営学部 4年) 2023年9月~2024年5月


主に生活面では生活力、トラブル対処力、コミュニケーション能力、マルチタスク能力を身につけることができた。
・生活力
日本にいた頃は実家暮らしだったので初めての一人暮らし経験だった。初め自炊や家事と現地の新歓イベント・授業を両立することが大変だったが、徐々に慣れていき、新たなレシピに挑戦したり、現地ならではの食材を買ってみるなどの余裕が出てきた。フラットメイトを含め、生活面でのプチ情報(安く買える店や新鮮な店)を共有するなどして協力しながら生活できた。
・トラブル対処力
留学中に幾度となくトラブルが発生した。寮の洗濯機が壊れて洗濯物が取り出せなくなった、シャワーのお湯が出ない、旅行中にバスが立ち往生して10時間以上遅れて翌朝に到着した、期末期間にパソコンが壊れたetc…。初めはトラブルが気になって他のことをしている際もかなり気になってしまっていたが、だんだん「自分のコントロールできること」と「自分ではどうにもできないこと」の線引きが上手くなり、前者の自分でコントロールできることだけやりきって、自分ではどうにもできないことは他人に任せようと思え、気持ちの切り替えが上手くなった。
・コミュニケーション能力
言葉の壁だけではなく、文化の違いもあるので、会話する際は「自分にとっての当たり前が相手にとって当たり前とは限らない」ということを意識していた。特に日本をはじめとする東アジアのハイコンテクスト文化と欧米中心のローコンテクスト文化の違いを感じることが多かった。
・マルチタスク能力
留学と並行して就活も行なっていたので、たまにテスト期間と就活期間が被ってしまうことがあった。また、ヨーロッパを旅する・友人と遊びに行くといった娯楽も積極的に行なっていたので、必然的に優先順位をつけて行動することが求められた。結果的に何個かのことを並行して行うことが上手くなったと感じている。
今生きている時間の大切さ、留学で気づいた大切な事
ベルン大学 (スイス) University of Bern
K.Kさん(渡航時 都市科学部 4年) 2023年9月~2024年6月


留学で得られたこととしては大きく分けて3つあると思います。
1点目は関係構築の仕方です。最初のセメスター時はwelcome partyで会った友達と挨拶をするくらいの仲に留まってしまい中々関係を構築することができず苦しみました。次のセメスターでは周りの留学生がどのようにして友達を作っているのか聞いてみたり、見て盗み、①相手の名前を聞いたら必ず忘れないようにメモする②趣味の話やお互いの国の文化についてなど、自分から話題を出せるようにする③初めて会った時に必ずSNSや連絡先を交換してハイキングやランチの約束をするということを気を付けてみました。自分が英語が不得意なのもあり、言葉の壁があるからこそ、自分から積極的に「あなたと仲良くなりたい!」と伝え続けることが大事なのだと感じました。
2点目は「今」そして「リアル」を大切にする習慣です。初めてスイスに来た時に驚いたのが歩きスマホをしている人、電車など交通機関の中でスマホに夢中になっている人の少なさでした。スイスに限らず、欧州の人の多くが目の前の景色や雰囲気、人との時間など「リアル」を大切にしているなという印象を受けました。毎日積極的に外に出て外の空気を吸い、カフェで本を読んだり図書館で勉強したり、今を大切に充実した時間を過ごしている人々を見て、だらだらとベットでSNSに釘付けになったり動画サイトに夢中になっている自分を恥ずかしく思いました。それからは「今」自分がすべきことは何か、と時間を有効活用できるよう考えたり、ネットの情報だけを鵜呑みにするのではなく、自分で足を運び、感じたこと・考えたことを文字に落として自分の中に情報として取り込むことを意識していました。その結果、自分の今生きている時間の大切さや自分の五感の大切さを学ぶことができたと思います。
3点目は自分の人生に責任を持つことの大切さです。私自身就職活動と留学を同時並行して行っていたのですが、留学生枠で就職活動のイベントに参加すると、正規留学をしている日本人の子たちとも仲良くなることができました。自分の人生に対して、長い目で見て、真剣に考え続ける友達がとてもまぶしく見えました。そこから、この留学は自分の人生に対してどんな意味・意義を持っているのか、将来自分はどんな人間になりたくてそのためには何をしなくてはいけないのか、どんな仕事に就くべきなのか、沢山考えました。自分の今までの人生、そしてこれからのキャリア・ライフプランを考える大きな転機を得ることができたなと思い、出会ってくれた友達全員に感謝の気持ちでいっぱいです。
海外で得た視野と度胸、未来の自分をつくる力
オストラバ工科大学(チェコ)VSB-Technical University of Ostrava
S.Tさん(渡航時 環境情報学府 1年) 2023年9月~2024年7月


留学で得られたことについて、大きく二つあります。一つ目は、自分の世界が日本だけでなく海外にまで広がり、視野が広がったことです。同じ寮に住んでいた留学生や同じ授業を取っていたクラスメイトなどと友達になり、互いの文化について話すことで、世界のことが身近になり現実として受け入れることができました。それによって気づかないうちにグローバルな考え方が身につき、日本にいた時より視野が広がりました。また、共通語である英語を話せるようになったことで、比較的どこへ行ってもコミュニケーションが可能で、得られる情報も格段に増えました。留学当初の目標としてグローバルな人材になりたいと思っていましたが、自分の理想としていた姿に近づけたのではないかと感じます。
二つ目は、度胸がついたことです。留学先で生活をする中で、様々なアクシデントが発生しましたが、その都度対処したり、周りに助けを求めることで、解決してきました。それによって大抵のことは解決することができるというマインドセットになり、自信をもって行動することができるようになりました。また、普段日本では行う機会が少ない英語でのプレゼンテーションを通じて、見せ方や伝え方を学びました。外国語だけで話すというのはかなり度胸がついた要因の一つであると思います。
基本的には、少人数の留学生用に行われている授業に出席し、大学寮に戻り友達をご飯を食べ、スポーツをしたり空きスペースで集まって話をして平日は過ごしていました。休日は課題をやったり、電車に乗って観光をしたりして過ごしました。学期の最初の方は新入生用にイベントも多くあるため、参加して友達を作ってました。自分は特に、地域のハンドボールチームに参加したく、連絡を取って練習に参加していました。大学同士での公式試合では、選手として募集されたため、海外で初めての公式試合に出ることもできました。クリスマスでは学校が休みになり、いろんな場所でクリスマスマーケットが開かれるため(日本の祭りのように)現地のクリスマスを楽しみました。学期が変わると、半年で帰る友達も多くいたため、最後のひと時を大切にしながら、次の学期への準備をしました。新学期では少し生活に慣れてきた部分もあったため、時間があるときは一人で他の都市へ観光しに行くこともありました。また、意外と一人でいる時間が多いため、一人になった時に何をするかも重要かもしれません。
多文化理解を深め、育んだ友情
ズリーン・トマスバタ大学(チェコ)Tomas Bata University in Zlín
M.Yさん(渡航時 都市科学部2年)2023年9月~2024年5月
最も学んだことは多文化理解です。生まれた国も育った環境も違うと、当然違う考え方や価値観を持つ人とかかわることになります。ある程度は覚悟して渡ったつもりでしたが、それを目の当たりにすると、かなり面食らいました。こちらが当然と思って理解したことから勘違いが生まれてしまったり、お互いに英語がネイティブではないので言葉が足りず、すれ違いが起きてしまうことがあり、はじめは大変でしたが、仲良くなるにつれて自然に聞き返せるようになってくるので、今では今後も連絡を取り合いたいと思えるような友人も作ることができました。
基本的に日本の大学よりも授業数が少ないので、自分の自由な時間が多かったです。とはいえ、シェアルームでずっと部屋にいるのも息が詰まるので、外出していることが多かったです。春頃は天気がちょうどよいので一日中外で過ごすのも気持ちがよかったし、カフェもたくさんあるので冬は好きなカフェを見つけてそこで作業をすることが多かったです。自分は運動が好きなのでジムによくかよっていました。大学にもジムがありますし、寮の近くにもいくつかあったので、気分によって行くジムを変えて楽しんでいました。冬場はアイスホッケーの試合が頻繁にあり、ネットで予約しよく見に行きました。
寮なので友人と気軽に会うこともできました。一つの部屋に集まってそれぞれの国の料理をふるまったり、映画を見たりすることが多かったです。私はアニメが好きなトルコ人の友人と一番仲が良かったので、休日には朝から晩までアニメを一緒に見ることもありました。週末は近隣の都市に小旅行をする人が多く、友人とヨーロッパのほかの国に旅行することもありました。
新しい言語・価値観・自分を見つけることができた
オスナブリュック大学(ドイツ)Osnabrück University
S.Tさん(渡航時 教育学部 4年) 2023年10月~2024年7月


ありきたりな表現だが、新しい土地で、様々な文化、考えを持った友人や先生たちとの出会いがあったことだ。性別、年齢、国籍、全てが異なる人と出会い、対等に会話をして、人生が何通りもあることを肌で実感した。現地での出会いは自分の一番の想い出であり、留学して良かったと思える最大の理由である。同時に、日本という国を外から見たことで、良い点、悪い点含めて「日本」という国や「日本人」について改めて考えられた。特に、食べ物や交通機関、テクノロジー、清潔さなど、日本がどれだけ素晴らしい文化や技術を持っているかを実感した一方で、日本社会の働く環境や教育現場などドイツと大きく異なり、普通ではないことを意識させられた。また、自分が持っていた「ドイツ」へのイメージが完璧に正確ではないことに気付き、自分がどれだけドイツを知らなかったかも実感した。ドイツといえば、ビール、ソーセージ、サッカーというイメージを持つ人が多いと思う。実際に間違ってはいないが、ビーガンの友人は全く肉を食べず、様々な人種が混ざっていることで、宗教的な理由でアルコールを飲まない人もいれば、その理由以外でもアルコールを飲まない人もいた。ある国籍で物や人を見たり、典型的なイメージを持ったりことが時に危険だと実感した。
不慣れな環境で経験を積もうと行動し、それを純粋に楽しむことが出来たのは自分の自信やコミュニケーション能力の向上に繋がった。授業を受けるのはもちろん、ヨーロッパを一人で旅行したり、ドイツの現地の学校や日本人学校で授業を視察したり、アルバイトをしたり、自分がしたかったことに挑戦出来た。全てが上手くいったわけではない。振り返れば留学準備は上手くいかないことの方が多く、ドイツは第一希望ではなかったし、奨学金も思っていたように受給出来なかった。留学中は、周りの留学生がとても自信にあふれているように見えたり、自分が留学生活の中で何を得ているのか分からず悩んだりする時もあった。ただ、留学を通してそのような自分の失敗や挫折を自分自身でプラスのことに変えられるように努められたことに満足している。人と異なることに抵抗をあまり感じなくなった。
友人や先生との出会いは、言語の面白さに気付くきっかけにもなった。もともと言語自体には興味があり、新しい言語を学ぶことは好きだったが、使う「言語」によってコミュニケーション方法がどう変わるか、どのように言語が人に影響するか、を考えるようになった。また、今までは「完璧に話さなければいけない」という意識があったり、自分の日本語訛りがある英語に引け目を感じたりしていたが、インターナショナルな場所で言語能力の差や母語に関係なく、お互いのことを知ろうとし、英語を手段として使う楽しさを知った。実際、訛りがあっても、英語力が十分であれば相手の話していることを理解できるし、自分が話していることも理解してもらえる。ドイツではほとんどの人が第二言語として英語を使用していて、どのように相手が英語を学んできたかを知ることが出来るのも魅力の一つである。
挑戦を重ねる中で培った強い心
アウグスブルク応用科学大学(ドイツ)Augsburg University of Applied Sciences
H.Sさん(渡航時 経営学部3年)2023年9月~2024年7月
私にとって今回の留学は、人生の経験値を大きく高めてくれるものでした。言葉や留学先の国に関する知識も未熟な状態から、自分自身で居住環境を整え、交友関係を一から構築していくことは想像以上に時間とエネルギーがかかる大変な経験でした。日々小さな失敗を繰り返しながら、それでもなんとか乗り越えたという経験を繰り返す中で、精神的にも強くなり、新しいことに挑戦する際にも以前より失敗を恐れなくなりました。
また就活を目前に控えたこのタイミングで、異国の地に身を置き、日本とは違う生活習慣やワークスタイルに触れることができたのも、自分の将来を考える際に非常に有意義だったと実感しています。外に出ると、その場に身を置くだけでゆったりした雰囲気が伝わってくるくらい、ドイツやその他ヨーロッパの国々の人達はリラックスした日々を過ごしていて日本とは対照的な印象を受けました。様々な国から来た人々と関わる中で、勉強や仕事、趣味、休みの過ごし方などあらゆることについて見たり考えを共有し、良いと思ったことは自分の生活の中で試してみることで、自分自身も以前より豊かになれたと思います。
また、コミュニケーションの重要性は1年を通して強く感じました。日本で主流のハイコンテクスト文化で生活する中で、無意識のうちに相手の発言の裏にある本音を勝手に想像したり人目を気にしたりことが習慣になっていましたが、これらに費やすエネルギーから得られるものは非常に少なく、また自分が正しいと思っていることが相手にとってもそうだとは限らないことに気づかされる場面が多くありました。お互いの主張の裏にある理由や考えにまで目を向けて話すよう意識することで、相手のことをより理解できるようになり、私自身も物事をシンプルに考えられるようになりました。気を使うべきところには注意を払いつつ、基本は齟齬が生じたら話し合うというスタンスでいることで、以前よりも自分らしくいられるようになったと実感しています。
心残りだったこととしては、ドイツ語の学習環境(勉強時間の十分な確保や交友関係)を整えるのに時間がかかってしまったことがあげられます。しかし、後悔を引きずらず、限られた残りの時間でどう工夫するか、常に考えながら行動することができました。自分の目標としていたレベルまで上達させることは難しかったですが、言語を学ぶ楽しさを忘れず、友達とコミュニケーションを取りながら取り組めた経験は貴重でした。
日本での同級生が就活を本格化させる時期に留学したことは簡単な選択ではなく、現在も今後への不安がゼロだと言い切ることはできませんが、それでも留学先で過ごした1年に後悔はないと自信を持って言えます。
多様性に触れ、覆された「当たり前」
アウグスブルク応用科学大学(ドイツ)Augsburg University of Applied Sciences
Y.Rさん(渡航時 都市科学部4年)2023年9月~2024年7月
留学をして得られたものは数え切れないほど沢山あるが、一番大きなものは「多様なものに対する受け入れ力」だと思う。世界中の様々な国からの留学生との交流を通して、今まで自分が当たり前だと思っていたことが覆され、広い視野を得ると共に多角的なものの見方をするようになったと感じる。留学生との交流もそうだが、ドイツでの生活を通してLGBTQや男女の格差などについての考え方も自然と大きく変わった。移民が多く多国籍であったり、当たり前に男性がベビーカーをおしていたり、レストランのメニューには必ずベジタリアン用のメニューがあったり、日々の生活の小さなことからの気づきがあった。
授業のある期間の平日は、プロジェクトのためにチームメイトと集まって設計したり、授業に出席したり、カフェで作業したり、夜は友達と会ってご飯を一緒に食べたりしていた。週末は展示や建築を見に国内の他の都市近くの国に旅行したり、友達の家で一緒に料理をしたり、公園に行ってゆっくりしたりして過ごした。私の住んでいた地域は日曜日にスーパー含め、一部のカフェやレストラン以外のお店が全て閉まっているので、散歩したり、のんびりと過ごしている人が多かったので私もそうしていた。日本にいる間は設計課題で忙しく、学期中はまともに休む時間が無かったので、平日は勉学に励み、休日はしっかり休んで家族や友達との時間を大切にするドイツ学生のスタイルは新鮮だった。
長期休暇にはヨーロッパ中の国を旅行し、色々な都市やそこでの人々の生活、各地の有名建築を実際に目にしたり体験したりした。やはり写真や映像で見るのとは違う気づきや学びがあり、実際にその地に足を運ぶことでしか感じ取れないものがあると実感した。ヨーロッパでは安く簡単に週末にバスや電車で他の国へ旅行できるので、色々な国の建築や都市を見て学びたい建築学科の後輩には是非留学をおすすめしたい。
留学で得た大きな財産「考える力」
オウル大学(フィンランド)University of Oulu
T.Uさん(渡航時 教育学部3年)2023年8月~2024年5月
留学を経て、人々の生活はもちろん、その土地の社会の実態や人生に対する考え方が、日本とは大きく異なっていることを学んだ。特に教育に関しては、新しい教育観に触れたことで、日本にいる時には考えつかなかったようなことが次々と浮かぶようになり、「考える力」が少しずつ身に付いたと感じる。また、自分の考えを言葉にすることで、その考えがより深まり、他人の意見を聞き入れることで、それがさらに深い次元に昇華されることを何度も経験した。その結果、自分の「考える力」が一段と充実し、自分の内なる引き出しを増やすことができたように思う。このような「考える力」は数字で測ったり、目に見える実体があったりするわけではない。そのため、英語の運用能力のような、目に見える成果が欲しい学生の立場からすれば、これを留学の最大の成果と位置付けられるかどうかは不安である。来る就職活動や将来のキャリア形成にどう活かしていけるかも不透明で、この「考える力」をどのようにして自分のものにするかは、今後の実行力や表現力にかかっているように思う。しかし、断言できるのは、この「考える力」は留学で得た最も大きな財産ということである。
また、教育に関しては、日本の悪い点ばかりに目が向きがちだったが、食を含めた日本文化や日本の生活の快適さ、そして日本人の人柄の良さは、世界に誇るべきものが確かにあった。留学経験を積んだことで日本の価値を再認識することができ、今では日本人であることを誇りに思う自分がいる。
恵まれた環境で学び、広がった将来の選択肢
オウル大学(フィンランド)University of Oulu
S.Tさん(渡航時 経済学部2年)2023年8月~2024年5月
●フィンランドに留学してよかった点
非常に充実した環境のなかで学習に取り組めたこと、多くの留学生と関わりながら一緒に勉強できたことは他の国ではあまり実現できなかったと想像します。フィンランドをはじめとする北欧諸国は高い税率と手厚い福祉が有名ですが、その恩恵は大学においてもいたるところに感じられました。例えば、学食は一食当たり500円ほどでバイキング形式です。それがおよそ10か所あり月曜日から土曜日、場所によっては朝の8時から18時までそれぞれ違ったメニューを提供しています。また、学習スペースも充実しており、校内のいたるところにカウチやテーブルがあり、意見を交わす学生の姿がよく見られます。仮眠スペースも数か所あり、ヨギボーの上で本を読む学生や昼寝をする学生も多いです。キャンパスは24時間開いていますし、設備はとてもきれいで新しいので、教育を大切にしている国の在り方を見ることができて非常に興味深く思うと同時に、現地の学生をうらやましく思いました。また、私が留学したオウル大学は首都のヘルシンキからも電車で8時間かかる比較的田舎と言える場所でした。しかし、子供の数も多く、繁華街があり、少ない人口の中でも経済が回っていて、発展し続けている様子を見ることができました。それぞれの都市に適切な人口があるとすれば、東京のみならず日本の都市の多くはもしかしたら人口が多すぎるのではないかという感覚に初めて陥りました。もし英語圏に留学するか迷ってる方がいたら、フィンランドのような国は特におすすめです。留学生(正規非正規)はとても多いですし、英語の開講科目もたくさんあります。それでいて日本人留学生の数はそれほど多くなく、上手に助け合ったり相談したりできる特別な友人ができると思います。
EU加盟国に非常に行きやすかったことも良かったです。電車も国際線も充実していて日本から行くことを考えると非常に安く、また学生の特権を利用しながら周遊することができます。私はフィンランドで出会った友人たちを留学後に訪れて、彼らの地元を紹介してもらったり、家に泊めてもらったりして普通の観光とは一味違う旅ができてとてもうれしく感じています。
●留学自体を経験してよかった点
将来の選択肢が広がったことが一番の収穫だと感じています。就職や院試に悩めるこの時期に海外で暮らす経験をしたことは、なんでも意外と何とかなるという自信を与えてくれましたし、将来の自分を日本だけでなく海外にも当てはめて考えることができて、海外で働くことへの興味が増しました。外国人が思う日本の像を知ることができたことは今後も役に立つと確信しています。
逆境を乗り越えた先に見つけた新たな自分
リエージュ州大学校(ベルギー)Haute Ecole de la Province de Liège
W.Tさん(渡航時 経営学部3年)2023年9月~2024年2月
留学期間で私が得られた一番大きなことは、どれだけつらい環境でも諦めずに自分で行動し、逆境をチャンスに変えられた経験をしたことだ。私は留学してすぐ、日本人のいない環境、日本でできていた当たり前のことができないことへのストレス等を感じ、気持ちが落ち込んでしまった。しかし、このままではいけない、自分はもっと頑張れる、と自分を鼓舞し、英語が拙いながらにも多くのコミュニティーに飛び込み続け、気づいたらものすごく辛かった留学生活が自分にとって本当に楽しい生活になった。そういった経験を経て、今は何事にも自信を持って取り組めるようになっていると感じる。また、この経験から小さい失敗を恐れなくなった。コミュニティーに飛び込んでいく過程で、言語のミスに限らず多くのミスを繰り返し続けたことで、留学前の小さな失敗を恐れていた自分を変えることができた。なにか失敗しても、「あの時あんなに失敗したのに最終的には諦めずに成功できたしな~」と前向きにさせてくれるきっかけの経験となった。
留学中の反省点は、もっと早くからフランス語に興味を持てばよかった、ということだ。単に単語の勉強、文法の勉強などではなく、寮のフランス人、授業で仲良くなったベルギー人ともっと仲良くなるツールのためのフランス語、という認識を持っておけばよかった。例えば留学先で「日本語を教えてよ」と言われると日本人の誰もが嬉しいと感じるのではないだろうか。この感情を相手にも適応してみると、相手の第一言語をわかってあげよう、勉強してみようと思う気持ちは友達作りにおいて絶大な効果を生み出す(私はこれでたくさんの友だちを作ることができた)。そのため、言語学習を勉強の位置づけというよりも、仲良くなるためのツールであるという認識は留学に行く前から持っておけば、もっとフランス語が伸びて、もっと多くの友達を作れたかもしれないと感じる。
他に留学してよかったと感じる点は、自分の就活に対して考え直すきっかけになったことだ。留学を経て、海外で日本人を代表して仕事をするという未来を叶えてみたいと感じ、日本のメイン産業や海外で仕事をする機会が多い業種、というような絞り方で就活を大きく進めることができた。大学3年生の秋学期は就活も忙しくなり、留学に行くことをためらう人もいると思うが、私は本当に行ってよかったと感じる。私が後輩にアドバイスしたいのは、「留学に行くには大きな夢とか目標がなければいけないんじゃないかな」と思って悩んでいるのであれば、行くべきだと言うこと。今本当に夢中になっていることがあって、その夢を追いかけたい、と考えているのなら無理に留学に行く必要はない。ただ、やりたいことは漠然としているけれどなにかしたい、自分の中でなにか変えてみたい、留学したいと感じるのであれば、もうその瞬間から留学に行く準備を始めてみてほしい。きっと自分にとって良い経験になる。
英語力の向上と新たな課題の発見
マルタ大学(マルタ共和国)University of Malta
S.Yさん(渡航時 経営学部3年)2023年9月~2024年6月
学業面では、日本と同じく経済と経営を中心に学んだが、University of Maltaならではの特徴的な学びがあった。
まず、日本の大学と比較して、グループワークの比重が非常に高かったことが印象的だった。半数以上の課題がグループプレゼンテーションやグループレポートという形式で、これにより協働作業やコミュニケーション能力を実践的に磨く機会が多くあった。また、マルタ大学は留学生が多いため、授業はすべて英語で行われた。これは、英語でのアカデミックな議論や表現力を向上させる絶好の機会だった。様々な国籍の学生とのディスカッションを通じて、多様な視点や考え方に触れることができた。
特に印象に残った授業として、Public policyに関するクラスがある。そこでは「共通の善」について議論する機会があり、死刑制度、避妊、マリファナなどの話題を通じて、文化や宗教、国の違いによって「善」の概念が大きく異なることを実感した。例えば、マルタでは死刑が廃止されており、避妊が原則禁止、マリファナが合法化されているなど、日本とは異なる価値観や法制度があることを学んだ。この経験を通じて、グローバルな視点で社会課題を考える重要性や、自分の価値観を相対化して考える力を養うことができた。
言語面での成長は、明確な向上と同時に、新たな課題の発見をもたらした。英語力に関しては、授業の内容を十分に理解できるレベルに達し、日常会話にも全く問題がなくなった。幸いにも元々アクセントが少なかったため、単語の伝達に困ることはほとんどなかった。一方で、様々な国籍の学生との交流を通じて、異なるアクセントの英語(例えばイタリア人の強いアクセント)の聞き取りに苦労することもあった。この経験を通じて、英語力の向上と同時に、非ネイティブスピーカーとしての限界も認識した。例えば、授業中のディスカッションなどを通じて、英語を主言語とする海外企業に就職した場合、言語面で一定のハンデを負う可能性があることを実感した。これは非ネイティブスピーカーにとって、ある程度避けられない課題かもしれない。
(グローバル推進課 留学交流係)