交換留学 2018.9~2018.12 N.Rさん 教育人間科学部 4年(派遣時)

留学生活について

フィンランドに来てすぐのころは、履修登録や入寮の手続きなどでかなり忙しかった。多くの書類を管理することになるので、日本からファイルなどを持ってきておいてよかった。新入生や交換留学生が増える学期はじめの9月には、多くのイベントが行われた。また、チューター制度が1対1ではなく、同じ学部の留学生グループに対して現地人学生がつくという形だったので、留学生の友人も自然とできた。留学生が所属する教育学部の専攻の一つであるIntercultual Teacher Educationでは、英語で授業を受けたいフィンランド人と留学生が一緒に講義を受ける。交換留学というと、留学生のみで授業を受け、交友関係もその中で終わることが多いと思うが(他国からの留学生や横国への留学生を見て)、オウル大学の教育学部では現地学生と仲良くなれる機会が多く、また、オウルには日本語を勉強するフィンランド人がとても多いためイベントなどを通じて彼らとも知り合うことができる。教育学部生の留学先としてフィンランド・オウル大学は非常に魅力的だと思う。

平日は授業を受け、空き時間には授業の課題をやったり、友人とともに編み物カフェやサウナに行ったりすることが多かった。5単位の授業では、一つの授業につき週に2コマほど講義があり、毎回リーディングの課題などがある。リーディング課題をしっかり読み込んで、次回授業で議論するという授業形態である。また、学期を通して履修した美術の授業では講義よりも個人作業の方が長く取られており、自分で計画的に進める必要があった。留学生の中には4年卒業(単位互換)のためにかなり多めに授業を取っている人もいたが、フィンランド人学生はあまり授業を詰めていない印象を受けた。あくまで自由な時間は確保し、そこを趣味や自分の勉強の時間にあてているそうだ。日本にいたころは時間がもったいないと思い、授業やバイト、友達との予定などをパズルのように組み立てて忙しい日々を送っていたが、何もない時間をあえて確保することもいいなと考えが少し変わった。

私はフィンランドに来てさらにフィンランド語に興味を持ち、授業以外でも教材を探したり、インターネットを使って自分で勉強するなどして過ごした。また、履修した特別支援の授業にとても感銘を受け、授業終了後も自分なりに勉強をした。日本に戻ってからも勉強を続けたいと思っている。ゆとりある留学生活を通して、自分の興味関心のある分野を勉強できたことは、非常に良い経験になった。

フィンランドには、暗く長い冬を乗り越えるために、様々な生活の工夫がある。サウナはほぼすべての住居に付いており、冷えた体を温める。また、家の中で過ごす時間が多いためインテリアにはこだわる人が多い。大学生も自分や祖母が編んだ手編みの靴下やセーターを愛用し、朝食には夏に摘んで冷凍しておいたベリーを少しずつ食べる。フィンランド生活では常に自然を身近に感じることができ、自然のありがたみを感じることができた。

フィンランドに留学するにあたって「なぜフィンランド?」とよく聞かれたが、豊かな自然の中で自分の興味のあることをじっくり勉強できるというのはこの上ない魅力だと思う。留学期間はあっという間に終わってしまうが、そんな中でも新しい人と出会い、新しいことを学び、考え方が広がったことは大きな成長である。留学これきりで終わりではなく、フィンランドで出会った人とのつながりをこれからも大切にし、日本での残りの学生生活を全うしたい。

友達と行ったラップランド旅行

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湖から見えたオーロラ

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(グローバル推進課 留学交流係)